福岡県福岡市博多区のエリアでは、最小0.5帖から最大14.2帖までの広さのトランクルームがあります。博多区は、福岡市を構成する7つの行政区のうちの一つで、福岡県庁の所在地でもあります。人口は福岡市東区に次ぐ約24.5万人、広さは31.62平方キロメートル、福岡にとどまらず九州経済・交通の根幹を担っている中枢都市です。福岡湾に面する北西の湾岸エリアは古くより代表的な港町・商業都市として栄え、特に、那珂川と博多川に挟まれた長さ約1km、幅200mのエリアは中洲と呼ばれ、西日本屈指の繁華街として親しまれています。
博多区は、博多駅、博多港、福岡空港をはじめ、陸・海・空の九州交通の拠点・玄関口として圧倒的な地位を確立しています。特に、新幹線が往来する博多駅と、大多数の航空便が発着する福岡空港を、地下鉄経由たったの5分で直結する利便性は、日本全国各地の大都市を見回しても他に例を見ない程の充実ぶりです。博多区からは九州・山陽新幹線の他にも、JR鹿児島本線、JR篠栗線、福岡市営地下鉄空港線・箱崎線といった豊富な路線が多方面に広がっているうえ、博多駅至近の博多バスターミナルでは、西鉄バスをメインとした福岡市内方面へのバスと、遠方からの高速バスが多数発着を繰り返しています。
九州交通の要、博多駅には日本最大級の駅ビル施設JR博多シティが組み込まれていて、230もの専門店がひしめくショッピングモール、有名百貨店、大手シネコンなどで構成されています。食べる・遊ぶ・買うといった娯楽要素が何不自由なく一つの駅ビルで完結できてしまうのは、博多区の求心力の高さの象徴と言えるでしょう。そして、先述した中洲は「日本三大歓楽街」の一つと称され、博多ラーメンや餃子など約100店の屋台が連なる一角は、博多観光には欠かせないスポットとして有名です。博多駅から徒歩10分前後の距離には、由緒正しい神社やお寺、風情溢れる日本庭園などもあり、大都市ながらも落ち着いた観光名所を複数有しているという点も見逃せません。
「博多」という地名は、奈良時代の頃には既に日本史上に登場しています。博多エリアは、日本が古くより博多湾で朝鮮半島と交易を行っていた経緯もあり、京都が日本の中心として機能するはるか以前から、経済や政治の中心として重要な役割を担ってきました。その後、商人の町博多として、那珂川以西の城下町福岡とは、個性の異なる発展を遂げていきます。福岡市を代表する大祭として有名な博多どんたくも、数百年という歳月をかけて博多町人が発展させてきた催しです。明治維新以降、福岡市の発足により「博多」という地名が行政上消えていた時期もありましたが、1972年に福岡市が政令指定都市に昇格したタイミングで「博多区」としてその呼び名が復活しました。
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