トランクルームを選ぶ際、多くの人は防犯面の良し悪しが気になるでしょう。安心して荷物を預けたい人にとって、セキュリティ設備の充実度は重要な判断基準になります。盗難などのリスクに対する考えや取り組みは、運営会社や店舗によってさまざまです。そこで今回は、一般的なセキュリティの内容を紹介し、トランクルームを選択する際のポイントなども解説します。
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一般的なトランクルームのセキュリティ対策
トランクルームは屋外型と屋内型の2種類に大きく分けられ、両者のセキュリティ設備には違いがあります。それぞれの特徴を具体的に紹介するので、最初にチェックしておきましょう。
屋外型
屋外型におけるセキュリティの基本は、コンテナの扉とその鍵です。しっかりと施錠することで、鍵を持っている利用者以外は開けられなくなります。また、不審者の侵入を警戒して、スタッフが定期的に巡回していることも多いです。さらに、コンテナの付近や敷地の出入り口などに、監視カメラを設置することも定番の対策となっています。立地などにもよりますが、屋外は外から近づきやすいケースも多いため、このような複数の方法で防犯性を高めているのが一般的です。
屋内型
屋内型も鍵がセキュリティの基本であり、個々のトランクルームだけでなく、建物の出入り口も施錠してあります。顔や指紋などの認証システムを採用して、普通の鍵と置き換えたり、併用したりしているところも多いです。また、スタッフの働きがセキュリティの強化に役立っています。たいていは建物の出入り口に常駐していますし、屋内の巡回も定期的に実施しているのです。それだけでなく、監視カメラや警備システムを導入することで防犯性を高め、両者を連携させているケースも少なくありません。
トランクルームによってセキュリティレベルは異なる
屋外型と屋内型のどちらを選んでも、セキュリティ対策が行われていることを期待できます。ただし、あくまでも上記は一般的な例にすぎず、自分が利用するトランクルームも該当するとは限りません。実際に導入されているセキュリティ設備は、運営会社や店舗ごとに違いが大きいことを理解しておきましょう。たとえば、監視カメラを重視してたくさん設置している店舗もあれば、1台も設置せずに他の手段を優先している店舗もあるのです。
防犯の技術は日々進化しているため、トランクルームを作った時期によってセキュリティレベルに差が見られる場合もあります。また、土地の広さによって、セキュリティ設備の規模が制限されるケースなどもあるのです。したがって、防犯面に関しては、契約前に十分チェックしておくことが欠かせません。
セキュリティ重視で屋外トランクルームを選ぶポイント
セキュリティ対策がしっかり行われているトランクルームを選べば、盗難やいたずらのリスクを大きく下げられるでしょう。ここでは、屋外トランクルームに関して、そのような選択を行うためのポイントを解説していきます。
監視カメラやスタッフの巡回がある
監視カメラが設置されていることは大きなポイントです。悪意のある人物に防犯意識の高さをアピールできるので、存在自体が盗難やいたずらの抑止力になるでしょう。もちろん撮影機能も効果的であり、被害が実際に発生したときの証拠を確保しやすくなります。さらに、スタッフの巡回が定期的に行われていることも重要な基準です。たいていの不審者は人と遭遇することを恐れ、その可能性が高ければ悪事を断念することが多いからです。言い換えると、監視カメラとスタッフの巡回が両方ともない場合、リスクは高まってしまうので注意しなければなりません。
夜でも明るく人通りのある立地
日中の様子だけでなく、夜の状態を調べることも忘れてはいけません。暗くなると、その分だけ人目につきにくいので、防犯面の隙が大きくなってしまいます。そのため、夜間になっても極端に暗くならないように配慮されているトランクルームが望ましいです。たとえば、場内照明を多めにセットして一帯を明るくするという方法があります。また、人通りが多く、夜間も途絶えにくい立地であることもポイントの一つです。なぜなら、スタッフだけでなく、通行人などに目撃されやすい環境も抑止力として有効だからです。
万が一のときの補償がある
盗難や火災を未然に防げることが理想ですが、被害が起こったケースを想定しておくことも大切です。万が一の事態に備え、それらをカバーできる補償があるトランクルームを選びましょう。また、保険が充実している場合でも、自動的に付帯されるとは限りません。標準料金に含まれておらず、別途料金を請求されるケースもあります。補償は1部屋かつ1事故あたり最高50万~100万円というパターンが多いものの、具体的な内容や範囲はトランクルームによってさまざまです。保険自体が存在しないトランクルームもあるので、いずれにせよ補償に関して契約前に詳しく確認しておく必要があります。
セキュリティが脆弱なトランクルームの見分け方
セキュリティ対策や保険に力を入れていることは、トランクルームのセールスポイントになります。別の見方をすると、公式ホームページにそれらの記載がない場合、あまり力を入れておらず、アピールできる水準に達していない可能性が高いです。セキュリティ対策にはコストがかかるため、中小企業が運営するトランクルームは、大手のものほど防犯が手厚くない傾向もあります。したがって、運営会社の規模にも注意して選択しなければなりません。また、前述のように夜間の状態などを確かめることも重要なので、事前の見学が可能なら実際に見たうえで判断しましょう。
自分でできるトランクルームのセキュリティ対策
トランクルームにおける盗難を防ぎたいなら、自分でセキュリティ対策を行うことも大事です。以下に、自分で実施できる方法を2つ紹介します。
物は詰め込み過ぎない
せっかくトランクルームを借りるなら、できるだけ多く収納したいと思う人もいるでしょう。しかし、たくさん物を詰め込み過ぎると、どこに何を保管しているのか把握しづらくなります。その結果、もし一部を盗まれたとしても、なくなっている事実に気付けない可能性があります。盗難をいち早く察知するには、サイズに余裕のあるトランクルームを選び、収納し過ぎないことが大切です。出し入れのたびに整理整頓を欠かさず、荷物の配置が常に明らかな保管の仕方を心がけましょう。
定期的に確認する
万が一盗難に遭った場合、その事実に早く気付きたいなら、荷物の確認も定期的に行う必要があります。確認の間隔が長いと、その分だけ発見が遅れるリスクもあるので要注意です。さらに、人が定期的に訪れていると、その行為自体が盗難の抑止力として作用することも期待できます。また、トランクルームの周辺環境の変化によって、リスクが高まることも珍しくありません。たとえば、近隣のコンビニなどが閉店になり、夜間の明るさや人通りが減るようなケースもあるのです。この場合は、別の場所にあるトランクルームに変更することも検討しましょう。
ドッとあーるコンテナがおすすめな理由
ドッとあ〜るコンテナは、東京や福岡、愛知を中心として多くのエリアに展開しており、総数は1万6000室以上にも及びます。手続きが容易であり、最短の場合は契約当日からでも利用が可能です。長期利用者も使い続けやすく、賃料が6カ月間半額になるお得なキャンペーンなども用意されています。屋外トランクルームの施錠に使われるのは、専用の南京錠です。わざわざ持参する必要はなく、高い防犯性を誇る南京錠を運営会社が提供しています。また、店舗によっては監視カメラが設置されており、さらにセキュリティ対策が強化されているのです。
なお、契約時に500円を支払って、盗難補償の保険に加入する仕組みになっています。見学や内覧を無料で行えるので、契約前にセキュリティ設備を実際にチェックできることもポイントです。
トランクルームは利用前にセキュリティについて確認しておこう
今回解説したのは、あくまでもトランクルームの一般的なセキュリティです。それゆえ、自分が実際に契約する場合は、個々の実情を確かめることが欠かせません。ドッとあ〜るコンテナが気になるなら、借りる前に無料で下見が可能です。安心して利用できることを重視する人などは、検討の材料を得るためにも一度見学しておくと良いでしょう。