引っ越しや室内の模様替え、リフォームなど、トランクルームを一時的な保管場所として3日間ほど使用したいという人も少なくありません。しかし、一般的にトランクルームは月単位で利用することが多いというイメージが強く、短期利用に関してよくわからない場合もあるのではないでしょうか。そこで、この記事ではトランクルームを数日間だけ利用することについて解説します。

トランクルームを3日間利用することはできる?

引っ越しの際に一時的な荷物置き場として利用したり、出張先で大量の荷物を保管したりという場合などに活用できるトランクルーム。契約さえしていれば、基本的に荷物の出し入れはいつでも自由にできるため、契約期間中に3日間のみ使用することも可能です。ただ、最低利用期間が決まっているトランクルームが多く、短くても1カ月間利用するという契約が必要になることも珍しくありません。しかし、トランクルームによって契約形態がさまざまあり、なかには最短1日や1週間というところもあるので確認してみると良いでしょう。注意すべきなのは、たとえ、3日間しか利用しなかったとしても、「最短1カ月利用する」という契約をしている場合はその分の料金は必ず支払う必要がある点です。

トランクルームを3日間利用した場合にかかる費用

トランクルームを利用する場合、一般的には、初期費用として使用料、管理費、事務手数料、鍵代、セキュリティ登録代、敷金・礼金(会社による)、火災保険料などが必要です。使用料と管理費は日割りした初月分+翌月分がかかります。長期間利用する場合は、更新料や引き落とし手数料に加え、保険料と保証料などもかかり、解約する際には解約料を支払わなければなりません。これは3日間のみ利用する場合も同じで、初期費用は必ず必要になります。つまり、コストで考えると長期間利用したほうが断然お得といえるでしょう。

トランクルームを短期間利用するときの注意点

こちらでは、もし、トランクルームを短期間利用する場合に、どのような点に気をつければ良いのかについて解説します。

最低利用期間を確認

トランクルームには最低利用期間が決められているため、その期間内で3日間使用することができます。ただ、必ず契約期間分の費用が発生するので確認しておきましょう。一般的に、トランクルームの最低利用期間は1カ月以上と定められているケースが多いです。その場合、1カ月分の使用料を含めた初期費用に加え、期間終了前に解約するのであれば解約料も必要になります。最低利用期間についてはトランクルームによってさまざまあるため、気になったところや条件が合うところを比較して選択するほうが無難でしょう。

即日利用できるか

数日間のみトランクルームを使用したい人のなかには、即日契約して使いはじめたい人も多いです。最短即日利用可能になっているところもあるので、必要なときには探してみるのも良いでしょう。即日利用可能だとしても月の途中から利用することができないケースもあるため、あらかじめ確認をしておくほうが安心です。もし、月の途中からでも利用することができるのであれば、たとえば、8月20日~9月19日に利用するといった利用方法も可能になります。つまり、月末に契約したとしても損をすることがありません。

トランクルームの大きさや立地

数日間の利用の場合、できるだけ費用面が安いところを探す人も多いのではないでしょうか。しかし、預けたい荷物の量に合ったサイズのトランクルームかどうかをあらかじめ確認しておく必要があります。せっかく契約をしても預けたい荷物すべてを収納できなければ、結局ほかのトランクルームを探すか、入りきらなかった分の荷物を自分で管理しなければなりません。また、3日間など短期間のみ預ける場合は、数日後には再びトランクルームに行かなければならないので、立地面もチェックしておくほうが無難でしょう。たとえば、「車をトランクルームのすぐ傍に駐車することが可能なのか」「アクセスはしやすい場所であるかどうか」などです。

トランクルームを安く短期利用するには

トランクルームの利用にはさまざまな費用がかかりますが、できるだけコストを抑えるための方法について紹介します。

2階や小さいサイズを選択する

基本的に、トランクルームは賃貸を借りるとき同様にスペースが広いほど使用料も高くなる傾向があります。小さなサイズのものであれば0.5~1.5帖程度のトランクルームもあるため、荷物が多くなかったり、サイズが小さめだったりする場合はこういったタイプを検討するのも良いでしょう。また、トランクルームのなかには2階建て以上のものもありますが、そのようなタイプは2階のほうが荷物の出し入れをしづらいので使用料が安めです。持ち運びしやすい荷物が多い場合には、2階以上のトランクルームを利用するほうが費用を抑えることができます。上層階でも、エレベーターが併設されていれば運びやすいです。

郊外のトランクルームを選択する

トランクルームは都心部より郊外のほうが使用料が安い傾向にあります。これは郊外のほうが地価が安い分、トランクルームの使用料も安く設定されているからです。しかも、それぞれが広いスペースで作られているところが多く、荷物の出し入れがしやすいというメリットもあります。荷物の出し入れをしているときにほかの利用者となるべく顔を合わせたくないという場合にも、郊外であれば都心部より鉢合わせしづらいでしょう。

ただ、自宅から距離がかなり離れている場合は移動距離が長く、結局ガソリン代がかかってしまいます。そのため、トランクルームの使用料と交通費のバランスを考えたうえで選ぶのがおすすめです。交通費の面で問題がなければ、郊外のトランクルームを利用するとコストの節約につなげることができます。

キャンペーンを利用する

トランクルームによっては、お得に利用ができるキャンペーンを行っているところもあります。たとえば、「ドッとあーるコンテナ」では、ウェブ契約をすると長期間契約する場合は使用料が最大6カ月間半額、初期費用が最大2カ月分相当を割引するといったキャンペーンを行っています。また、短期(最低1カ月)契約の場合でも、ウェブ契約で初期費用が3000円割引になり、敷金も0円になるのでお得です。ただ、キャンペーンの組み合わせ内容はトランクルームによって違うので、まずは問い合わせてみましょう。「ドッとあーるコンテナ」のホームページ内でも、キャンペーン対象となっているものには「キャンペーン」という記載があるのでチェックできます。

別の使い道を考えて長期利用に転換する

短期間トランクルームを利用する場合でも必要な初期費用は同じであり、結果的に長期間利用するほうがお得です。そのため、お得さを優先して長期利用するのもひとつの考え方といえるでしょう。たとえば、本来は、引っ越しの際に荷物を一時的に置く場所として利用する目的だったとします。そこで考え方を転換し、衣替えするための衣装置き場やひな人形・クリスマスツリーなど普段使いしない季節用品の収納に利用することも可能です。

また、子どもがいる場合はサイズアウトした服やチャイルドシートなどを下の子のために保管しておくスペースとして利用するのも有効な使い方といえます。収納が限られている家に住んでいる場合でもトランクルームをうまく活用すれば、室内が整頓された過ごしやすい暮らしを実現することができます。長期利用する人向けのキャンペーンもあるのでチェックしておきましょう。

トランクルームを3日間借りることは可能!長期利用はもっとお得

トランクルームは3日間のみ利用することも可能ですが、最低利用期間が決められています。最短1カ月の利用が条件となっているところが多く、利用期間が短期間だとしても、長期間利用する場合と同じく初期費用が必要です。「ドッとあーるコンテナ」であれば契約後に即日利用や月の途中からの利用も可能となっています。ウェブ契約限定で初期費用などがお得になるキャンペーンも行われているため、まずは問い合わせてみましょう。