貸し倉庫は不要なものを保管できるので便利ですが、借りるときに気になることのひとつに料金があるのではないでしょうか。長期間利用する場合は特に、年間にかかる費用について知っておきたいと考える人が多いようです。そこで、本記事では、貸し倉庫の料金形態や相場を含め、料金をできるだけ安く抑える方法などについて解説します。
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貸し倉庫の料金形態
基本的なこととして、貸し倉庫の料金がどのようなものなのかについてお話します。
初期費用
貸し倉庫を利用する際に必ず必要になるのが初期費用ですが、短期間のみ利用する場合でも発生するものなので、料金表を見てあらかじめ確認をしておくほうが安心です。ただ、キャンペーンなどで期間限定で無料になっている場合もあるので、費用を節約したい場合はそういった期間に申し込むのも良いでしょう。
初期費用として必要になるのは、倉庫の鍵代、管理費やセキュリティ登録費、契約事務手数料、敷金、礼金などが挙げられます。敷金は月額料金の1~3カ月分が相場です。また、運営会社によっては、初回利用料金を当月の利用日数分だけ月末に日割りして支払うこともできます。そのほかに保証委託金が必要になるケースもあり、こちらは滞納など万が一のことがあった際の保証会社加盟料です。
月額料金
貸し倉庫の月額料金は、倉庫がある場所や借りるスペースの広さによって異なります。さらに、冷暖房が完備しているかどうか、2階建て以上の場合はエレベーターの有無など、環境やサービスによっても料金に差が出やすいです。設備が整っているほど、月額料金も高くなります。基本的には定額を毎月支払うことになりますが、初月のみ、翌月分も一緒に支払う場合が多いです。
その他の料金
初期費用、月額料金のほかには、保険料、保証料、口座引落手数料、延滞料といったものが必要です。また、更新する場合には更新料、解約する際には解約料がかかるケースもあります。保険料は預けた荷物に万が一の事故があったとき、火災・盗難があったときなどのために加入しておく保険の費用です。更新料については月額料金の数カ月分であることが一般的になっています。
貸し倉庫の料金相場をチェックしてみよう
こちらでは、貸し倉庫を利用する際に必要になる料金の相場について解説します。
初期費用の相場
貸し倉庫の初期費用は会社によって異なり、同じ広さの倉庫であっても料金がまったく異なるケースもあります。一般的に、初期費用の相場は月額料金の約1.5~4.5カ月分です。初期費用の内訳は事務手数料と鍵代が各3000円、保証金が月額料金1カ月分、初月の使用料の日割り料金+翌月分などが挙げられます。使用料として当月分の日割り料金と翌月の月額料金を支払うのは、どの会社でも共通です。
また、運営会社にもよりますが、敷金や礼金が必要なところもあるので、あらかじめ確認しておくほうが安心です。敷金は使用料をもし滞納した場合のための担保であり、礼金は管理している運営会社に支払うものです。そのため、敷金は契約が終了時に残金が返金されますが、礼金として支払った分は返金されることはありません。
月額料金の相場
一般的に、都市部であるほど月額料金が高くなりがちで、これは都市部の土地代そのものが高額だからです。月額料金の相場は、都市部の小さな貸し倉庫で3~4000円、広いものでは3~5万円ほどです。この場合、小さめの倉庫のほうがお得に感じるかもしれませんが、単位面積あたりで換算すると、広いほうが割安です。しかも、安さのみに注目してしまうと倉庫の広さが荷物量に対して狭く、収納したい荷物をすべて預けることができなくなる可能性もあります。
また、相場より安い料金で貸しているところもありますが、料金的にはお得でもその分問題が隠れている可能性もあるため、しっかりと確認をしてから契約をする必要があります。初期費用は安いとはいえないため、実際に利用しようとしたときに問題があってきちんと使えない状態では損をしてしまう場合もあるので注意が必要です。
貸し倉庫の料金を安く抑えるには
初期費用だけでもさまざまな料金がかかるため、できるだけ貸し倉庫の料金を抑えたい人もいるかもしれません。こちらでは、料金を抑えるためのポイントを解説します。
屋外型倉庫を選ぶ
貸し倉庫は「屋内型」「屋外型」の2種類がありますが、料金的には屋外型のほうが安い傾向があります。屋外型は、屋内型と比較すると温度管理などがされていないところも多いです。そのため、衣服や家具などの保管をする場合にカビや害虫の被害に遭ってしまうケースもあります。ただ、そういった問題は除湿剤や防虫剤を置いたり、ヒノキのような防虫効果がある素材のすのこを利用したりと対策することも可能です。
特に、屋外型は屋外で保管できるものを預けるにはぴったりです。たとえば、タイヤやバイク、キャンプやアウトドア用品などはスペースをとるものなので、自宅に保管できる場所がないという声も少なくありません。貸し倉庫であれば盗難の心配もなく、安心して預けておくことができます。しかも、屋外型でも2階以上にある倉庫を借りれば、荷物の搬入などに手間がかかるといった理由からさらに安い料金で利用することが可能です。
郊外の倉庫を借りる
車を持っている人であれば、都市部ではなく、郊外にある倉庫の利用もおすすめできます。郊外のほうが都市部よりも土地代が安いため、貸し倉庫の料金にも影響しているからです。都市部以外にも、駅に近い貸し倉庫も交通面で便利という理由から料金が高い傾向にあります。郊外は貸し倉庫用の土地が比較的広くとられているケースもあり、都市部で利用するのと同じ料金で広めの倉庫を借りられる場合もあるので探してみるのも良いでしょう。
ただ、郊外の貸し倉庫の利用時には周囲に駅などがなく、車移動が必須になるケースが多いです。料金が安い反面、貸し倉庫までの移動に時間がかかってしまうこともあり、せっかく借りても利用する機会が減ってしまう人も少なくありません。そのため、郊外といっても自宅から遠すぎず、荷物の出し入れのために行き来ができる範囲の場所にある貸し倉庫にすることが大切です。
安く借りたいならドッとあ~るコンテナ!
貸し倉庫の料金をできるだけ抑えて借りたいのならば、「ドッとあ~るコンテナ」を利用するのもおすすめです。
最安で月々2000円台から借りられる
「ドッとあ~るコンテナ」では、最安で月額料金が2000円台からとなっています。貸し倉庫のエリアや広さによって月額料金が異なるものの、これだけの料金の安さは大きな魅力です。料金が非常に安いので倉庫内の状態がどうなっているのか気になるといった声もありますが、従業員が倉庫の清掃をきちんと行っているため、安い料金で衛生的な状態で使用できます。
長期利用なら割引がある
「ドッとあ~る」では対象店舗において、長期間(6カ月以上)利用する人向けに割引キャンペーンも行っています。利用開始から月額料金が最大6カ月間半額で利用可能になり、初期費用も最大2カ月間割引されるのでお得です。初期費用の割引は当月分の月額料金を日割り計算してフリーレント、通常は月額料金の1カ月分の事務手数料が割引になります。ただ、キャンペーンの期間や内容は各トランクルームによって異なるので、詳細については料金表を見たり、直接問い合わせたりしましょう。
料金表をよくチェックして貸し倉庫を利用しよう!
貸し倉庫の利用料金はキャンペーンを行っているタイミングで利用を申し込めば、お得な料金で利用することも可能です。たとえば、ドッとあ~るコンテナでは、従業員によって清潔に保たれた倉庫を最安で月額2000円台から利用できます。ただ、倉庫がある地域や借りる広さによって料金が異なるので、契約をする前に必ず料金表をよく確認してから申し込みましょう。