収納スペース不足でトランクルームに荷物を預ける方は多いですよね。季節ものの衣類や家電、家具だけでなくコレクションや思い出の品などトランクルームに預けるものは多岐にわたります。収納スペースが自宅に足りない場合には、かなり重宝するスペースですよね。
ただ、借りる前に気になるのは盗難に遭わないか、火災が起きて荷物が被害に遭わないか、何らかのトラブルが起きないかということではないでしょうか。自宅とは違った離れた場所にあるからこそ心配ですよね。
そこでトランクルームにおいて、万が一の際の保険についてお話ししていきたいと思います。
荷物だけじゃない!バイクコンテナとしての使い方
トランクルームというと自宅に置けない荷物の収納場所と考えがちですよね。しかし、実は荷物の収納以外でも活用方法があります。
そのひとつがバイクの保管庫としての活用法です。
今回は、トランクルームをバイクの保管場所「バイクコンテナ」として利用する場合のメリットやチェックポイントについて、お話ししていきます。
セキュリティがあれば大丈夫?
トランクルームのタイプや場所、運営会社によってセキュリティ対策は異なります。
- カギがついている
- 管理人が常駐している
- 防犯カメラがついている
- スタッフが随時見回りをしている
- 警備システムを導入している
- 二重ロック
このように各社さまざまなセキュリティを設けています。
ただ、セキュリティが万全だったとしても大事な荷物を預けるのですから、万が一の場合の補償内容は気になるものですよね。
またトランクルームの設置されている周辺環境も気になるところです。人通りが多いのか少ないかによっても盗難の可能性も変わってくるでしょう。トランクルーム周辺が暗く人通りが少ないのであればリスクも大きくなってきますよね。
上記のようなセキュリティ面と立地状況、さまざまな状況が重なって盗難に遭ってしまうこともあるかもしれません。セキュリティは各社ともに行ってはいるかとは思いますが「万が一」という事態が全くないとは言えませんし、何かがあるとも言いきれません。
もし盗難にあった場合には荷物の補償がどうなるのか「もしも被害にあった場合」についての確認は事前にしっかりしておく必要があります。
保険をかけるかどうかは各社まちまち・・・
屋内型、屋外型ともに万が一の事故の場合には、中の荷物がダメージを受けてしまうリスクがあります。火災、盗難、水害など可能性はゼロではありませんよね。大事な荷物がダメージを負ってしまうこともあれば、盗難被害に遭って無くなってしまうこともあるかもしれません。荷物を預ける側としては、万が一の補償については気になるものです。
しかし、実は火災保険や盗難保険に加入するかどうかは、各社によって異なっています。保険には加入していない会社もあります。入っていたとしても毎月の月額使用料に含まれているケースもあれば、オプションとして自分で加入し別途料金を支払うケースもあります。
補償内容や料金の支払い方法は異なるので、契約時にきちんと確認しておくといいですね。確認するポイントとしては次のような点です。
- 火災保険に加入しているか
- 盗難保険に加入しているか
- 補償制度があるか
- 保険は自動的に加入されているのか
- 月額使用料に含まれているのか
- 加入はオプションなのか(任意での加入か)
- 補償額の限度はどのくらいなのか
- 補償の対象となる火災や天災、事故内容について
トランクルームを借りる場合にはホームページを確認する方も多いでしょうが、これらについて記載されていないケースもあるでしょう。火災保険や盗難保険には各社で必ず加入している訳ではないので保険加入については事前に問い合わせをすることをオススメします。
また各社で加入している保険の適用範囲も異なります。火災、盗難のみという場合もあれば、爆発や破裂なども範囲に含まれているケースもあります。ただし、どの保険のタイプにも言えることですが、基本的には外部からの原因によるものが補償範囲となり利用者の過失によっておきたトラブルについては対象外となります。
補償制度について
各社で独自に補償制度を設けているケースもあります。補償制度の内容や補償額の範囲も各社によって異なりますが、一般的には20~100万円となっていることが多いです。また、高価なものを預ける際には初めに申告しそれに応じた保険料を払うケースもあります。
補償制度の内容もトランクルームが設置されているタイプ(屋内・屋外)で補償額の範囲や補償料が異なっていることもあるのでやはり契約前にしっかりとチェックしておく必要があるでしょう。
保険や補償制度がしっかりしているトランクルームなら、大事なものを安心して預けることができそうですね。しかし、どのようなものでも預けてOKということではありません。現金や貴金属、通帳、印鑑、骨董品、有価証券など。これらのものは貴重品なので預けることはできません。保管は貸金庫など貴重品を預けるべき場所への保管がオススメです。
このようにトランクルームには預けてはいけないものもあります。契約時の規約に反したものを預けてトラブルが発生した場合は自己責任になります。また、それが原因で火災や事故が起きても、補償の範囲には含まれません。
多くの方は借りたトランクルームは目に届かない場所にあり、不安な方もいらっしゃると思います。快適にトランクルームを使用するためにも事前に保険や補償内容、禁止事項などはしっかりと把握しておくように心掛けたいものですね。