引っ越しは大きなライフイベントであり、一連の作業が終わるまで気が抜けないことが少なくありません。荷造りが進むにつれて、荷物の保管場所に悩む人もいるでしょう。そのようなとき、荷物をトランクルールに一時的に預ける方法があります。ここでは、引っ越しでトランクルームを使うタイミングや預けるメリット、利用にあたっての注意点などについて説明していきます。
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引っ越しでトランクルームを使うときとは?
ふだん使わない荷物の預け先として重宝されるトランクルームは、引っ越しのときに活用できることでも注目されています。引っ越しにあたって荷物を預けるとよいのは、どうようなときでしょうか。ここでは、トランクルーム活用の具体例について解説します。
退去と入居の時期がずれたとき
まず、考えられるのは現居の退去と新居への入居の時期がずれたときです。特に、3~4月は引っ越し業界の繁忙期であり、予約がとりにくい時期でもあります。かろうじて予約ができても、引っ越し日が退去日以降になるケースもでてきます。つまり、退去日までに新居への引っ越しができなくなるのです。その結果、退去日から入居日までに空白時間が生まれるのは避けられないでしょう。このような時には、新居に入居するまでの荷物の置き場所を考えなければなりません。そのような事態になったとき、トランクルームを活用すると便利です。
当面必要なものだけを新居にもっていきたいとき
効率的な引っ越しのためには、手持ちの荷物を一度に運ぶのが理想です。しかし、新居での荷物配置が決まっていない場合など、すべての荷物を運び込むと邪魔になるかもしれません。このようなときはトランクルームが役立ちます。また、当面使うものだけを新居に運び込みたいときなども、トランクルームを利用するとよいでしょう。
引っ越しは手持ちの荷物を処分できる貴重な機会です。日常的に使わないもの、今後も使う予定がないものは、思い切って手放すとスッキリできます。新居に入りきらないものも処分対象にするとよいかもしれません。しかし、手放すことが決まっていても具体的な方法を模索している場合もあります。そのようなときは、トランクルームに保管する方法があります。いったん手元から離すことで、処分方法を決める時間をつくれるだけでなく、引っ越し荷物を減らすことにもつながります。その結果、引っ越し代金の節約にも役立つでしょう。
荷造りした荷物で生活スペースが圧迫されているとき
引っ越し日が近づくにつれて、荷造りしたダンボール箱が増えていきます。ダンボール箱に詰めるのは押し入れやクローゼットに収納しているものだけでなく、本箱やタンスなどの中身も対象になります。そのため、荷物が増えるのは無理からぬことですが、生活スペースが大きく圧迫されて落ち着かなくなります。このような場合、トランクルームに荷物を預けることで生活スペースの確保に役立ちます。また、預けた荷物が視界に入らないため、引っ越しにともなうストレスが軽減できるかもしれません。
引っ越し荷物をトランクルームに預けるメリット
引っ越し荷物の保管場所としてトランクルームを活用するには、それ相当のメリットがあるからです。ここでは、そのメリットについて説明します。
引っ越しがスムーズ
引っ越しのときは、荷造りから荷解きが終わるまで多大な労力をともないます。特に、引っ越し当日は、荷物の積み込みや荷下ろし作業もしなければなりません。新居に持っていく荷物が多ければ多いほど一連の作業を行う時間がかかるので、心身両面への負担も大きくなるでしょう。このような負担を軽減するためにも、トランクルームの活用がおすすめです。引っ越し日までにトランクルームに荷物を預けておくことで、当日の荷物を少なくできます。その結果、当日の引っ越し作業をスムーズにできるだけでなく、新居での片付けも楽になるでしょう。
好きなタイミングで荷物を出せる
トランクルームの契約期間中は、自分の好きなタイミングで荷物の出し入れができます。トランクルームは自宅の押し入れや物置感覚で利用できるものです。引っ越しに際してトランクルームを利用するときは、引っ越し日を意識したうえで余裕をもって契約しておくとよいでしょう。そうすることで、引っ越し前に必要なものをとりだすことや、引っ越し後に追加料金なしで預ける荷物を増やすことも可能です。
引っ越し業者とトランクルームのどちらが便利?
引っ越しのとき、荷物の預け先として引っ越し業者を利用する方法もあります。引っ越し業者によっては「荷物の一時預かりサービス」を行っているからです。ただし、こちらのサービスはすべての業者が提供しているわけではありません。また、引っ越し業者の場合、預けられる期間が決まっていることが多いほか、預けた荷物を自由に出し入れできないところも少なくないのです。さらに、空調設備の整っていない環境で保管する会社もあるため、デリケートな荷物を預けるのには向かないといえるでしょう。
一方、トランクルームは保管環境が整っており、管理が難しいデリケートなものも預けることができます。引っ越し業者に預けるときは荷物をひとまとめにしますが、トランクルームの場合はニーズに即した預け方ができます。そのため、荷物を出し入れする可能性がある人、長期間利用したい人、大切なものを預けたい人などはトランクルームを利用することで安心できるでしょう。
引っ越しでトランクルームを利用するときの注意点
自宅の押し入れ代わりに利用できるトランクルームは、引っ越し時に役立つこともわかりました。ここでは、引っ越しでトランクルームを利用するときに注意すべきポイントについて解説します。
荷物が入るか
まず、大切なことは預けたい荷物が入るかどうかです。せっかく借りても預けられなければ元も子もないからです。荷物量は個々によって異なりますが、一人暮らしで1~2帖、2~3人家族で2~3帖、4人家族以上で4帖以上を目安にするとよいかもしれません。ただし、大型の家具や家電、大量のダンボール箱を預けるなら十分な広さが必要です。また、大型家具などを預けたい場合は、トランクルーム内の広さだけでなく、通路や部屋の入口などが通れるかどうか確認することも重要です。エレベーターがついている建物では、荷物が乗せられるかどうかも調べておきましょう。
設備は整っているか
次は、トランクルームの設備面です。もし、保管環境が悪いと短期間利用するだけでも荷物が劣化する恐れがあります。荷物をよい状態で保管するためにも、空調設備が整っているトランクルームを選びましょう。もちろん、セキュリティ体制のチェックも不可欠です。盗難に遭うリスクはトランクルームの利用期間とは関係ありません。たとえ、短期間の利用でもセキュリティがあまいところは避けることが重要です。
トランクルームを探すときは、荷物の出し入れがスムーズにできるかどうかも確認しましょう。車で荷物を運び込む場合は駐車場があったほうが便利です。そのうえで、トランクルームまでのアクセスや道幅なども把握しておきたいところです。荷物運搬時の負担軽減のためにはエレベーターが役立つことが多いので、こちらの有無をチェックしておくと安心です。
契約形態や料金
トランクルームの利用に際しては、契約形態や料金面の確認も欠かせません。トランクルームによっては長期契約のみのところもあるので注意が必要です。引っ越しで利用する場合は短期契約になるので、それに適した契約形態が可能かきちんと確認しておきましょう。契約から利用開始までに要する期間も見逃せません。手続後すぐに利用できるところもあれば、利用できるまで時間がかかるところもあるので、具体的な日数を押さえておきましょう。
トランクルームの活用でスムーズな引っ越しを実現しよう
引っ越し業者の事情で入居と退去のタイミングがあわない場合があります。また、必要なものだけを新居に持ち込みたいこともあるでしょう。そのような場合はトランクルームの利用が便利です。「ドッとあーるコンテナ」は首都圏を中心に1万6000室あり、1カ月の短期にも対応し、最短で契約当日の利用が可能です。スムーズな引っ越し実現のためにトランクルームに興味がある方は、ドッとあーるコンテナを利用してはいかがでしょうか。