トランクルームに荷物を預けるとさまざまな費用がかかるので「もったいない」と考える人もいるのではないでしょうか。わざわざ契約をする必要があり、毎月費用がかかるならば自宅で収納しておくほうが良いと判断する場合もあるかもしれません。そこで、この記事ではトランクルームを利用する使用料と自宅で収納する場合(家賃)を比較してみました。
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トランクルームは本当にもったいない?使用するメリット
ここでは、トランクルームを利用する場合、どのようなメリットがあるのかについて紹介します。
自宅を広く使える
自宅の収納スペースを思ったように確保するのが難しく、物が溢れてしまっている人も少なくありません。生活をしていれば仕事関連の書類や趣味のものが増えたり、季節別で使用する物が増えたりといったこともあります。たとえば、雛人形やクリスマスツリー、こたつ、オフシーズンの衣類などを収納することで生活スペースが圧迫されているという声も多いです。そのため、使用頻度が低い物に関してはトランクルームを利用すれば、自宅を広く使うことできます。それまで荷物が置いてあったスペースをほかのことに活用できるようになるので、より暮らしやすい空間づくりが可能です。
保管環境が整っている
衣類や着物などは高温多湿な場所に保管していると、カビが発生してしまうことがあります。特に、着物は高価な物なため、カビが発生した箇所をきれいに洗ってもらう際に高額な費用がかかることも珍しくありません。また、桐箱にしまっている場合は自宅で保管スペースをとってしまう場合も多いです。トランクルームは通気性や断熱性に優れており、カビの発生を避け、衣類や着物なども安心して保管することが期待できます。
また、趣味で収集した物は年々増えてしまうことも多く、スペースをとってしまいがちですが、トランクルームであれば良好な状態で保管できる環境があります。家族に遠慮せず、気が向いたときに訪れて収集品などを楽しむこともできるでしょう。トランクルームは基本的に防犯性も高いため、骨とう品や美術品などの保管にも向いています。定期的に自宅にある物と入れ替えれば、気分転換をすることも可能です。
一時保管場所として使える
引っ越しをする際に退去日と入居日が合わなかった場合、トランクルームを一時的な家具の置き場所として利用することができます。最低利用期間があるとはいえ、トランクルームに荷物を保管する期間は自分で自由に決めて契約することができるため、預けた物をすべてまとめて新居に運ぶのが難しいときにも便利です。引っ越し後にゆっくりと部屋の中を片付けたい場合にも、少しずつ荷物を運び出して全体的なバランスを見ながら部屋づくりをすることもできます。また、急に海外赴任が決まった場合にも、日本を留守にする間ずっと空き家状態で家賃を支払い続けるより、トランクルームに家財道具をすべて預けておくほうが節約できるので便利です。
【家に収納VSトランクルームに収納】料金を比較
トランクルームに収納するのは自宅で保管するより損をしているのかについて、実際に使用料と家賃を比較してみましょう。
東京都の家賃相場
例として、東京都内の人気エリアである港区に住んでいると想定して、費用の比較をしてみましょう。東京都港区の家賃相場は1LDKが17.5万円、3LDKが31.9万円です。一般的に、3LDKの平均的な面積は60~70平方メートルであり、2~3人家族で住むにはぴったりの広さになっています。夫婦2人暮らしであれば収納スペースも足りるかもしれませんが、子どもがいる場合は十分な収納スペースを確保するのが難しい場合もあるという間取りです。その場合、トランクルームの利用をしたほうが便利なケースもあるでしょう。3LDKを60平方メートルとし、家賃が31.9万円だった場合、単純に計算しても1平方メートルあたりが約5317円です。
トランクルームはいくらくらい?
トランクルームの費用相場は企業によって異なります。こちらでは、一例として「ドッとあーるコンテナ」の料金を確認してみましょう。東京都港区から車で30~40分程度、江戸川にあるトランクルーム(江戸川瑞江のコンテナ型トランクルーム)の場合、利用料が8800~4万8400円となっています。トランクルームの広さは1.4帖~8.3帖(2.20~13.57平方メートル)です。こちらを計算すると、1平方メートルあたりが約3567~4000円になります。これは2.20平方メートルのトランクルームを8800円で利用する場合で1平方メートルが約4000円、13.57平方メートルを4万8400円で利用する場合で1平方メートルが約3567円という計算です。
2.2帖のトランクルームを利用すると
2.2帖(3.61平方メートル)の家を借りた場合の家賃は「5317円×3.61=1万9194円」になります。一方、同じ広さのトランクルームを利用する場合は「3567円×3.61=1万2877円」もしくは「4000円×3.61=1万4440円」という結果になり、比較するとトランクルームのほうが安いのです。ただ、一般的に、トランクルームを利用する場合、使用料とは別に管理費や事務手数料、鍵代、セキュリティ登録代、敷金・礼金、火災保険料などもかかります。しかし、さまざまなキャンペーンや割引もあるため、そういったものを利用すれば費用を安く抑えることも可能です。
トランクルームがもったいないケース
せっかくトランクルームを契約しても、結果的に損をしてしまう場合もあります。こちらでは、せっかくトランクルームを利用しているのにもったいないというケースについて見てみましょう。
出し入れが面倒になり利用しなくなった
トランクルームは自分が望む期間だけ保管をすることができるため、契約期間中はずっと放置していたとしても問題ありません。そのため、出不精で物の出し入れをするのが面倒になってしまった場合、トランクルームに物を預けたままの状態になるのでもったいないです。費用の安さを重視して郊外のトランクルームを選んだ場合、自宅からの距離が遠すぎてさらに足を運ぶのが面倒になる可能性もあるでしょう。トランクルームを放置して利用していないとしても、契約をしている以上は費用が発生するので損をすることになります。
これに関しては個人の性格にもよりますが、自宅とトランクルームの行き来が不便ではない程度の場所を選ぶほうが、必要になったときに荷物の出し入れをこまめにしやすいです。もし、性格的にまめにトランクルームに足を運ばない可能性が高い場合は、スペースをとることになったとしても自宅で保管をするほうが良いでしょう。
不要なものを入れてしまう
トランクルームは季節物など普段使わない物を預けておくのにはぴったりですが、今後まったく使用する可能性がない不要な物まで保管してしまう人もいます。不要な物は保管しておいてもスペースをとるだけなので、処分することも検討しましょう。不要品として捨てるのではなく、使用可能な物であればリサイクルショップに持ち込んだり、オークションなどで売ったりすれば臨時収入を得ることもできます。その場合、保管スペースに余裕を作ることができ、収入も入ってくるのでお得です。
普段使わないからとトランクルームに入れたまま忘れてしまい、同じ物を再び購入してしまうケースも少なくありません。それでは本末転倒なので、トランクルームに何を保管しているかをメモしておくなど、きちんと管理することも重要です。また、頻繁に使う可能性がある物はトランクルームに預けるのではなく、自宅に物置を購入するかスペースを作って保管しておくほうが良い場合もあります。
トランクルームに収納して部屋を広く使おう
収納スペースの家賃を支払っていると考えれば、トランクルームを利用することはもったいないことではありません。費用面においても、トランクルームを利用するほうが収納スペースがある広い部屋を借りるより節約ができます。トランクルームはさまざまありますが、「ドッとあーるコンテナ」では長期利用する場合やウェブ契約限定でお得に利用できるキャンペーンがあるので、問い合わせてみましょう。