本が好きな人にとって、頭を悩ませがちな問題のひとつが「収納スペース」です。増えすぎた本を保管するスペースがなく、困ってしまうケースも多いのではないでしょうか。断捨離をして本を整理することもできますが、なかには残しておきたい大切な本もあるはずです。このような場合は、トランクルームで保管するという選択肢もあります。そこで、この記事では本をトランクルームで保管するメリットや活用法について紹介します。

本を自宅に置くデメリットとトランクルームで保管するメリット

現代はデジタル書籍が注目されていますが、やはり「紙の本に愛着がある」という人も多いものです。特に思い入れのある本は、大切にしっかりと保管したいものですね。しかし、本があまりにも増えすぎてしまうと、生活に支障をきたすこともあるため注意が必要です。たとえば、大量の本を自宅で保管すると、生活スペースを圧迫してしまう原因になり得ます。本棚を設置するスペースはもちろん、本棚に入りきらない書籍をどんどん床に積み上げてしまう人も少なくありません。このような場合、部屋のなかを歩くのが大変になったり、乱雑な空間になってしまったりすることがあります。

また、部屋が大量の本に占拠されていると、必要な本のありかがわからず、すぐに取り出せないという状況にもなり得ます。こうした問題を解消するため、おすすめなのがトランクルームの活用。手元に置いておきたい本以外をトランクルームに収納することで、「部屋のスペースを有効に使えるようになる」というメリットがあります。家に置く本を厳選することで、部屋がすっきりとするでしょう。さらに、「断捨離のきっかけにつなげられる」こともメリットです。なかなか本を整理するきっかけをつかめないという人にもおすすめです。

加えて、「本を綺麗な状態で保管しやすくなる」こともメリットといえます。自宅で本を保管する場合、どうしても生活を送るうちに汚れや傷などがついてしまうこともあるでしょう。トランクルームであれば、大切な本に傷や汚れがつく可能性を低減できます。

本を保管できるトランクルームの種類

トランクルームと一口にいってもさまざまな種類があります。主な種類としては、「屋外型」「屋内型」「宅配型」などが挙げられます。それぞれの特徴について、詳しく見ていきましょう。

コンテナなどを活用した屋外型トランクルーム

屋外にコンテナなどを利用して設置されているものを「屋外型トランクルーム」といいます。住宅街や都市郊外などに多く設置されているタイプです。コンテナの立地や広さによって料金は大きく異なります。屋外型トランクルームは、「荷物の出し入れがしやすい」ことが特徴です。多くの場合は扉の前まで車を乗り入れられるレイアウトになっており、荷物の運び込みや運び出しが楽にできます。大きかったり重かったりする荷物を収納したい場合にも便利です。預けた本はいつでも好きなときに取り出すことができます。

ビルや倉庫内にある屋内型トランクルーム

ビルや倉庫のなかに設置されているものを、一般的に「屋内型トランクルーム」と呼んでいます。料金は立地や広さによって変わってきます。屋内型トランクルームは空調設備が整っているケースと整っていないケースがあるため、前もって確認しておくと良いでしょう。屋内型トランクルームの特徴は、「駅に近い場所に多い」ことです。比較的都市部で駅が近い場所に設置されていることが多く、交通の利便性が良いという特徴があります。通勤・通学などで駅をひんぱんに利用する人や車を運転しない人などに向いています。屋外型と同様に、収納した本はいつでも取り出すことが可能です。

サービスが増えつつある宅配型トランクルーム

自宅にいながら宅配で荷物の出し入れができるものを「宅配型トランクサービス」といいます。料金は預けた荷物の数やサイズによって決まるケースが一般的です。宅配型トランクサービスの特徴は、「荷物の出し入れにかかる手間を省ける」ことです。荷物の出し入れは宅配業者が行うため、自分でトランクルームまで行く手間がかかりません。なるべく手間をかけたくない、移動が面倒という人に向いています。また、空調管理や有人管理など、「セキュリティ対策がしっかりとしているところが多い」ことが特徴です。

ただし、宅配型トランクサービスは便利な要素も多い反面、コストがかさみやすい傾向にあります。預けた荷物は業者の手で出し入れを行い、配送料などのコストが発生することが基本です。そのため、何度も荷物を出し入れすると費用がかさんでしまうおそれがあるのです。それに、預けた荷物はすぐに取り出してもらえるとは限りません。配送の時間を含めて時間がかかる可能性が高いことを念頭に置く必要があります。このような理由から、ひんぱんに出し入れしたい本の管理には不向きといえます。

トランクルームで本を保管するときの注意点

トランクルームで本を保管するとさまざまなメリットがある一方、いくつかの注意点があります。トランクルームで本を保管するときに注意したいポイントについて、詳しく見ていきましょう。

湿度の管理をしっかり行う

本をトランクルームで保管する場合は、湿度の管理が重要なポイントとなります。なぜなら、紙でできている本は湿気を吸収しやすい性質を持っているためです。十分な湿気対策を行わずに長期間トランクルームで本を保管した場合、カビや虫食いが発生する可能性があります。大切な本を綺麗な状態で保管するためには、徹底した湿気対策を行うことが重要なのです。対策としては空調設備の整っている屋内型で保管するという選択肢があります。

それ以外にも、屋内型でスノコや除湿剤を使って湿気対策を行うという方法もあるでしょう。床にスノコを敷くことで、通気性を高めることができるのです。あわせて、除湿剤をトランクルーム内に置いておくと湿気を取り除きやすくなります。

紫外線で日焼けしないよう直射日光に当たらないようにする

本は湿度以外にも、日焼けに注意する必要があります。本に直射日光が当たると、紫外線で日焼けしてしまうおそれがあるのです。通気口から漏れて入ってくる光や、室内の蛍光灯などに注意しましょう。本の日焼けを防ぐためには、遮光シートを活用することも一案です。遮光シートを本に被せることで、本の日焼けや色あせを防ぎやすくなります。

保管の仕方も考える

トランクルームに大量の本を収納する場合は、保管の方法にも注意を払う必要があるでしょう。たとえば、大量の本を段ボールで保管する場合、湿気や重さの影響で、下に置いたものが傷んだり破損してしまったりする可能性があります。本を重ねて保管しようと考えている場合は要注意です。長期的な保管を考えているのであれば、プラスチックケースや本棚を活用すると良いでしょう。また、本を保管する際は詰めすぎないように気を付けることが大切です。

本をプラスチックケースや本棚などにすきまなく詰めすぎると、取り出しの際に手間取ってしまう可能性があります。それに、爪で本を傷つけてしまうおそれもあるため、注意が必要です。保管の際はギュウギュウに詰め込み過ぎず、ある程度の余裕をもたせることを心がけましょう。

「ドッとあ~るコンテナ」は使い方に合わせて選べる

本を保管するためのトランクルームを探しているのなら、「ドッとあ~るコンテナ」を利用することがおすすめです。「ドッとあ~るコンテナ」は関東・東海、九州・山口などの幅広いエリアでトランクルームを提供しています。トランクルームの種類も豊富で、用途に応じて選択することが可能です。料金もリーズナブルなため、安心して利用できます。また、トランクルームの内部は自由にレイアウトすることが可能です。希望に合わせて荷物を配置でき、自分だけの空間をつくることができます。

大事な本の保管場所としてトランクルームを活用してみよう!

本をトランクルームで保管することで、部屋をすっきりと整理できます。また、トランクルームで適切に保管すれば、大切な本を傷つけたり汚したりするリスクを低減できることがメリットです。ドッとあ~るトランクは豊富な種類のトランクルームを提供しており、希望に合うものを選択できます。紹介した注意点をふまえてトランクルームを有効活用し、快適なブックライフを実現させましょう。